jLawyersの目的


<jLawyersの目的について>


2009年12月の法科大学院協会総会において、各法科大学院が修了生の就職動向把握を継続的に行うことが決議されました。法科大学院制度が発足して以来、各法科大学院において修了生がどのような職域に進んでいるのか把握できていませんでした。専門職養成の法科大学院として、自ら行った学生に対する教育の成果を確認できないのでは、社会的責任を果たしているとは言えません。また、教育の成果を、将来の教育に反映させ、改善することも望めません。また、全国レベルで修了生の進路を把握することも法科大学院制度の改善のために必要です。更に、文部科学省や法務省など関係者からも法科大学院が修了生の就職動向の把握に就いて責任を持つことが要請されていました。そこで、法科大学院協会の修了生職域委員会が中心となり、全国の法科大学院が、自らの修了生の将来の進路・就職先の把握を円滑に行うシステムを構築しました。

jLawyersは、この法科大学院修了生の就職動向調査の目的のため、全国の法科大学院生全員に付与される統一メールアドレスです。従来の郵便などのアナログ方式で法科大学院修了後の就職先の調査を行うことも選択肢の一つでしたが、それでは、今後、一層数を増していく修了生の就職動向を継続的に把握をするのに多大な労力とコストを要します。修了生の連絡先や就職先は、修了後も変化することが予想され、そのトレースは容易ではありません。そこで、全ての法科大学院生に対して、修了後も利用できる統一メールアドレス・jLawyersを配布し、そのアドレスで出身法科大学院との連絡ができるようにしています。
(各法科大学院では、在学中に学内LANを利用したメールアドレスを付与するところも多いのですが、修了後、学内メールアドレスは一般的には利用できなくなってしまいます。)

従い、この統一メールアドレス・jLawyersは、法科大学院在学生と修了生のみが持つことを許されるものです。修了後、出身法科大学院やその同窓会からの連絡は、その統一メールアドレスに送られてきますので、必ず、登録手続きをし、更新して連絡が受けられるようにしてください。手続きの詳細については、各法科大学院の事務室にお問合せください。


<jLawyersの機能について>


●修了後の進路・就職動向把握のため

jLawyersのページには、自身の進路に関する情報を記載しておく「マイプロファイル」があります。司法試験の受験状況や合否、就職先などの入力を変更あるごとに入力してください。入力に関わる個人情報は、出身法科大学院にのみ開示され、教育の改善など研究目的のためにのみ利用されます。また、個人を特定する情報を除いた上で、統計データとして法科大学院協会に法科大学院制度の改善など研究目的のために提供されます。

●法科大学院や認定同窓会からの連絡

統一メールアドレス・jLawyersは、進路把握以外に、法科大学院からの連絡の手段としても活用されます。法科大学院在学中は、学内メールがある場合には学内メールで連絡が行われることになると思いますが、修了後の法科大学院からの事務連絡、法科大学院のイベントなどのお知らせ、メルマガ、その他法科大学院のニュースなどは、この統一メールアドレス・jLawyersに送られてきます。各法科大学院で利用方法は自由に選らべますので利用の仕方は様々になります。

また、法科大学院の同窓会(但し、各校認定された一つの同窓会に限る)が、同窓会の会員に連絡手段としてこの統一メールアドレス・jLawyersを使うことが認められます。同窓会は、会員の個人情報を取り扱うことなく、安全に、経費を最小限に抑えて会員へ、同窓会開催案内や各種情報を連絡することができるようになります。また、同窓会会員同士、個別連絡先を知らなくても連絡を取り合うことができ、会員間のネットワーク作りを容易にします。(各法科大学院同窓会で、このシステム利用に興味をお持ちの方があれば、同窓会サイト開設担当に連絡ください)

●個人利用

統一メールアドレス・jLawyersは、公的な目的だけでなく、プライベートや仕事での利用も可能です。このアドレスは、法科大学院修了生のみが持つことができるアドレスですので、フリーメールアドレスを利用するのが不適切な場合には役立つのではないかと思います。

●コミュニティ活動(同期紹介やみんなの広場)

jLawyersサイトでは、皆さんに法科大学院在学中のコミュニティ活動やお役立ち情報を提供していく予定です。まず、同期紹介のページを開設しました。この同期紹介は、同じ法科大学院の同期生同士のみで夏までに限って閲覧できる自己紹介ページです。「みんなの広場」では、書籍や映画紹介のページを設けています。また、現役弁護士から直接に就職活動やキャリアについて相談を受けることができる「みんなの就職相談」のサイトを「弁護士ドットコム」と協力して開設しています。約二千数百名の現役弁護士に、さまざまな就職や将来の進路について、その他なんでも気軽に相談できますので、是非参加してください。

●就職・キャリアプランニング=「ジュリナビ」利用

法科大学院に入学し、司法試験合格を目指すのは理解できますが、その先にある職について在学中からよく考える必要があります。これまで法曹の職の選択や就職活動は、法曹人口も極めて限られていたため、法曹志願者は、あまり真剣に考えてきませんでした。また、これまでは、法曹の職の専門化も進んでおらず、職域も旧法曹三者に限られていて、漠然とした将来の進路設計でもなんとかなる時代でした。しかし、法曹人口大増員時代になり、法律業務も高度化、専門化が進んできており、法科大学院在学中から、将来のキャリアプランニングを適切に行うことが必須となっています。また、旧司法試験時代の弁護士事務所の古い採用システムが残っており、適切な事務所の情報が不足、偏在しており修了生は就職活動で大きな負担を背負っています。そこで、構造的な修了生の職域問題を解決すべく、文部科学省の助成を得て、法科大学院修了生と在学生のための就職・キャリアプランニング支援のための情報プラットフォーム「ジュリナビ」が2008年より開設されています。「ジュリナビ」にはさまざまな就職・キャリアプランニング情報が掲載されますので活用してください。「ジュリナビ」利用登録には、この統一メールアドレス・jLawyersが必要となります。